美味しいコーヒーの入れ方にはいくつかのポイントがあります。
ドリップで入れるだけでも、少しの工夫で風味は大きく変化します。手軽にできるおいしいコーヒーの入れ方のポイントをご紹介します。
おいしいコーヒーの入れ方
おいしいコーヒーを入れるのに大切なのは、
- 豆
- 水
- 注ぎ方
の3つです。それぞれ解説していきます。
おいしいコーヒー豆の選び方
まず大事なのは、コーヒー豆や粉の選び方です。一番おいしいのは豆のまま買ってきて飲む直前にミルで豆を挽く「挽きたて」の粉を使うことですが、毎日挽いている時間がない!という人も多いかもしれません。
そんなときは、粉で買ってきたときにできるだけ新鮮な状態を維持できるよう、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。これだけで空気に触れる程度や豆からおいしい風味が逃げるのを防止できます。
水の選び方
次に、水は汲みたての新鮮なものを使いましょう。日本の水道水は軟水で、コーヒーのまろやかな味を抽出するのに向いている水と言え、ミネラルウォーターよりも最適です。浄水器を通したものならそのまま使えますが、塩素臭(カルキ臭)が気になる場合は、一度沸騰させると軽減されます。二酸化炭素がある程度残っている水の方が向きますので、何度も沸かし直したお湯を使うことはやめましょう。
注ぎ方のポイント
ペーパードリップコーヒーでの注ぎ方のポイントをご紹介します。
入れ方の順序として、美味しく飲める温度をキープする為に、抽出に使うドリッパーやカップなどは、あらかじめ温めておきます。ペーパーフィルターの下側と横側のくっついている部分を互い違いに折り、ドリッパーにセットして指でなじませます。中細挽きにしたコーヒーの粉を、ドリッパーに入れて平らになるようになじませます。粉の分量の目安は1人分で10~12g、2人分で20gですが、お好みで調節して下さい。お湯の適温は、85度~90度で熱湯ではありません。お湯が沸騰したら火を止めて1分くらい置くと適温になります。
入れ方の中でもっとも大切なのが、蒸らしです。粉の中心に、ゆっくりとお湯を置くような気持ちで500円玉くらいの大きさを目指してお湯を注ぎます。粉全体に均一にお湯が回ったら、そのまま30秒ほど蒸らします。この段階では、まだサーバーからコーヒーは落ちては来ません。蒸らしが終わったら、中心から外側に向かって「の」の字を描くように、ゆっくりと細くお湯を入れていきます。
粉が平らになる前に、また泡が消えないうちに数回に分けて次のお湯を注いでいきます。お湯をフィルターの縁に入れると雑味が出てしまいますので、フィルターの縁には入れないようにしましょう。ポットに書いてある目安に従って、人数分の分量通りの量になるように抽出をし、予定の分量まで抽出出来たら、粉がくぼんでしまう前に速やかにドリッパーを取り除きます。
こうすることで、同じ豆や水でもおいしい部分を抽出したコーヒーが出来上がります。
このように、ほんの少しのポイントを意識するだけでコーヒーの味は変わります。
ぜひ自分でドリップするときは意識してみてください。
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