ジャコウネコから生まれてくる幻のコーヒーについて

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従来、コーヒーとは植物から採取される豆を挽いた飲み物のことを指しており、原産地や種類によって多種多様な味わいや香りを楽しむことができるようになっています。そのため紅茶と並んでカフェで楽しむことができる代表的な飲料とされていますが、そんなコーヒーの中には幻と呼ばれているような特殊なものも存在しており、注目を集めているものもあります。

ジャコウネコのコーヒー、コピ・ルアクとは

その中のひとつがコピ・ルアクと呼ばれているコーヒーであり、その特徴はすっきりとした味わいと少し弱めの香りです。香りに関しては無臭に近いと称されていますが、その味わいはしっかりとコーヒーのものとなっており、酸味とコクのバランスがいいすっきりとした味わいが人気となっています。人によってはデザートのような味わいと称することもあり、従来のものとはまた違った感覚を楽しむことができるということで人気があります。

では、何故コピ・アルクが幻と呼ばれているのかというと、その作られ方にあります。これは植物から採取するのではなく、ジャコウネコと呼ばれる現地の猫の糞から製造されたものであるとされています。正確には、ジャコウネコに原料となるコーヒーチェリーを食べさせて、猫の体内で発酵させるという仕組みになっています。そして糞尿の中にある未消化のコーヒー豆を採取し、それをしっかり洗ってから挽いたものがコピ・アルクとなるわけです。

何故ジャコウネコの体内で発酵させるのかというと、ジャコウネコは香料の原料としても知られている霊猫香と呼ばれる成分を分泌しているからです。そのため、体内で発酵させることによってその香料を豆に含ませることができるため、このような特殊な生成方法が編み出されたといわれています。

この作られ方から敬遠する人も多いのですが、実際にその味わいは非常に高い評価を受けており、お店でもなかなか飲むことが難しいとされています。インターネット通販では取り扱っているところも多いので、購入をする場合はネット通販が推奨されています。

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